Mobile Mapping System
MMS
走行しながら地図などのデータを収集します。
測量の世界は日々進歩しています。けれども [ 現地で ・ 測量機械を使用して ・ 何人かの人の力で ] 業務を行うことはあまり変わりませんでした。
現在でも業務を履行する上では 交通障害・地形の問題(トンネル・橋など)・天候 など種々の障害をクリアしながら行っています。
そこに、車両にGPS・レーザスキャナ・カメラなどの計測機器を搭載し、高精度で地物の3次元データを収集できる「MMS」と呼ばれるシステムが登場しました。「MMS」は Mobile Mapping System の略です。「移動する地図作成システム」 という意味合いでしょうか。
「MMS」は車両に計測機器を搭載し、走行しながら計測するため交通規制は不要です。また計測のスピードは通常の車両の走行スピードとなります。(計測スピードによってデータの収集密度は影響を受けます。)更にトンネル・橋など人員が計測するには危険な場所もスムースに計測可能です。(GPSでの衛星データの取得条件によります。)
現地での計測スピードは人力に比べ圧倒的に高速です。(条件によりますが、100kmを約2週間で計測)
MMSには現在その特徴により2つの種類があります。(開発した会社の呼び名の違いもあります。)
モービルマッピングシステム(三菱電機)
GPSアンテナ・IMU(慣性航法装置)・オドメトリ・カメラ・レーザスキャナを車両に積載したシステムです。(モデルにより積載数は違います。)
- 地物の3次元レーザ点群データの収集
- 道路の画像データの収集
- 収集されたデータは種々の主題に利用できるよう加工が容易である。
- 3次元データの精度は、数値図化業務のレベル500の要求精度をクリアする高精度です。
- 計測範囲は前方(上部・路面)・側方180度




モバイルマッピングシステム(TOPCON)
GPSアンテナ・IMU(慣性航法装置)・全方位カメラを車両に搭載したシステムです。
- 走行路線の360度動画を取得
- 得られた画像データにより3DCGを自動作成
- 看板等撮影された画像データのデータベース処理が容易
- 現地確認などを撮影画像で確認できる。
当社では平成23年度に東京都武蔵村山市で本技術を利用した「交通安全施設台帳作成委託」を受注し、交通安全施設台帳の作成及び全線のビデオ映像を作成しました。掲載した画像データは現地での撮影データであり、この後、加工・編集を経て360°のビデオ画像を作成します。
技術としては最新のものであり、利用するうえで制約もあります。また、どちらのシステムも長短あるため業務目的により使い分けることになります。
当社はこの先進技術を活用するため、社員の技術を高めるよう技術講習会等積極的に行なっています。ぜひ、ご利用いただけるようお待ちします。